環境研究総合推進費 播磨灘を例とした瀬戸内海の栄養塩管理のための物理-底質ー低次生態系モデルの開発

動報告Report

  • 【定期観測】 4月度 まさかのトラップロスト!!
    2021/4/30
    定期観測2日目は、ラップ回収の日。
    その日も,前日の設置時間に合わせて回収に向かいました。
    船から座標とレーダー、そして目視確認を頼りにトラップ上部のオレンジ色のブイを探します。
    真っ先にみつけるのは、いつも船長で、さすが目がいいと感服いたします。
    しかし、この日は、様子が違いました。
    いつもの地点にいっても、だれも、トラップのブイを発見することができません。
    「流された」船長が言います。瀬戸内海は、半閉鎖性海域と呼ばれながらも、なくしたトラップを見つけるには絶望的なほど広い海。
    10分ほど周囲を旋回しましたが、見つけることはできませんでした。
    「もうないかもしれない」と思ったその時、「あった」と船長のひとこと。
    岸寄りの海域(定点からは結構離れていた)にオレンジ色のブイが見えました。
    近寄ってみると、トラップの様子がいつもと違います。
    通常ならば、見えるはずのない10 mや20 ⅿで固定されているはずのボトルが表層に顔を出しています。
    回収すると、20 mと30 ⅿにしかけてあった沈降粒子を捕集する筒とホルダーがすべてなくなっていました。
    海域沿岸海域は、天候などの自然の影響のみならず、航路や漁業など人為的な影響など、さまざまな現象が行き交う海域です。
    これらの何かしら要因でなくなったと思われますが、原因は、はっきりとはわかりませんでした。
    何はともあれ、しかけの上部が見つかっただけでも幸運だったかもしれません。
    また、新たに筒とホルダーを作成し、今後の研究に挑みたいと思います。
    トラップ発見時の様子
    図1
    トラップ発見時の様子
    一次生産測定用のボトル(黒と白のボトル)は、通常ならば、0 mの2個か見えません。しかしながら、6個のボトルが海面に上がってきており、見つけた瞬間、トラップがなくなっていることを悟りました。
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